読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

komanyunの日常

とりとめもないことを綴った雑記

夜光観覧車③

3話は、全体を通してすごい印象に残ったというところはなかったけど、唯一”ん?これは”と思ったのが、高橋家の次男慎司が成績を母親に見せたシーンの回想。

下の順位を取ってしまった慎司が母親に、「ごめんなさい、ごめんなさい」と何度も謝る。母は表情一つ変えずに「慎司はお父さんの子だから」と言って、成績表をびりびりに破る。


ドラマで描かれる慎司の父は、「好きなことをやればいい」という温厚な性格。
もし本当にそれが父の姿であれば、母親が成績に拘るだろうか?破り捨てるだろうか?
「あらっ、今回は悪かったのね。でも次頑張ればいいじゃない。」とけろっとして子供に言うんじゃないだろうか?

それが母は無表情に成績表を破る。
まるでなにかにとりつかれたかのように。
これは真実なんかじゃないって、現実から目を背けようとしている。

あんなに機転が利いて、思いやりのある美しい母親なのに。
ステータスなんて全然気にしない人物なのに。
なぜ我が子の成績だけには、異常なほど拘る?

前妻との間の息子が京都大学の学生であることと無意識に比較しているのか?
自分のDNAが入ることで、優秀な父親のDNAが阻害されないか怖れているのか?
なにをそんなに怯えているのだろう。母親。

そして怯えた母親の態度はおそらく今日に始まったことではない。
慎司は何度も「ごめんなさい、ごめんなさい」と脅迫されたかのように謝っている。
以前から母親は成績が悪いと、なんらかの心理圧力を慎司にかけていたのだ。
だからその圧力が恐ろしくて、慎司は謝っている。
一層、「なんでダメなの」とストレートに批判してくれた方がラクなのにと思ってさえいる。

慎司のアイデンティティは、バスケットボールだ。
バスケットでは優秀な選手で、自身もやりがいを覚えている。
なにも文武両道でなくともいい。
一つでも好きなこと、秀でたことがあれば、それで親としては十分ではないか。
なによりも息子が誇れるものを自分の中に持つということは喜ばしいことではないか。

なのに、母親は成績に拘る。
そこがなんとなくひっかかるところでした。
今後の展開に関係あるのかな。