komanyunの日常

とりとめもないことを綴った雑記

医療に見捨てられた病

世の中には、分かっている病気と分かっていない病気があります。分かっている病気は、かかりつけ医に診てもらったり、紹介状を持って大きい病院に行きさえすれば、治療できます。でも、分かっていない病気は、どうしたらいいんでしょうか。

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治療のない病にかかった

16年前、突如不可解な症状が出ました。前触れもなく「パタッ」と倒れるです。時間的猶予がないので、本当にばったり倒れます。内科、脳神経科などいろいろ回りましたが、とうとう分からずじまい。最終的に精神病で片付けられました。

精神科に通い、処方される薬をきちんと服薬して回復を目指しましたが、副作用ばかり酷くなって、とうとう食べられない・寝られない廃人のようになってしまいました。病院を替え、減薬方向でカウンセリング治療を受けるも一向に改善せず。

治療は諦めました。

それから10年くらいしたある日のこと、強烈な頭痛で3日苦しみ、わらにもすがる思いで、脳神経内科を訪れると、「てんかん」の疑いがあるので検査しましょう、と。結果、てんかん特有の脳波が認められました。

ここからてんかん薬に片っ端からトライ。しかし副作用だけが出て、回復しません。むしろ悪化の一途をたどっています。先生も困り果てて、大学病院へバトンタッチ。かなり大きい大学病院だけに、期待に胸膨らませて門を叩きました。症状を説明し、きっとなにか病名がつくに違いないと、待っていたら、主治医無言…。手に取るように治療法がないのが、分かります。

とりあえずで、精神安定剤を出されました。あとで調剤の薬剤師に聞くと、依存性があり急には止められないお薬、と聞いて、怖くなってしまいました。

一周回って、「やっぱり治療法がない」に戻ったのです。

なにができるだろうか

医者というのは、分かっていることに対しては手を貸してくれますが、分かりにくいことに対しては、「わかりません」とはっきり言ってくれません。最終的に、「気のせいじゃない?」と安定剤に走るように感じます。

それって、結局は見捨てられたのと同じです。私は、医療に見捨てられてしまったのです。でもここで終わったら、ブログに書く意味はありません。リベンジです。

まず最初に取りかかったのは、自分の身体に起こっていることを理解する、です。私の場合は、運動神経を司る神経回路がなんらかの形で遮断され、倒れると推測されます。神経を伝達する神経物質(シナプス)の放出と取り込みをよくする、ないしは神経の頭からシッポまでの伝達速度を減速させない(十分なミエリン鞘の確保)、などが考えられます。

従って、神経伝達を疎外する物質を排除し、神経伝達を促進する物質を充填すればいいことになります。では、それはなにか。

はっきりとは分かりません。しかし、生命を維持するために必要な栄養素をちょっと多めに摂取すれば、もしかしたら、上手く神経回路が働くかも知れない。そこで分子栄養学をかじりました。

分子栄養学とは、必要な栄養素を取って健康になりましょうね!という学問です。そこで知ったのは、我々は糖質に傾いた食生活を送っている、ということ。今はやりの低糖質ダイエットってやつです。しかし、それだけでは力が出ませんので、効率よく力(この場合はATP)をつくるために、ミトコンドリア内のクレブス回路と電子伝達系を回すための補酵素として、ビタミンを摂取することにします。

そもそも病というのは、代謝回路に不具合が起こった結果に過ぎません。家で喩えるなら、買い物をしてきて、収納して、消費して、ゴミとして捨てれば、家の中は健全ですが、出しっ放しにして、消費期限がきれて、中身が腐ったり、へんな化学反応をおこして染みが付いたりすれば、家は痛んでいきます。同じ事です。私達の身体も、きっちり入り口から出口まで体内物質を運べれば、ゴミは溜まらず、健康なままです。健康でない、ということは、代謝回路のどこかが滞っているということ。

また見に来てね

なにがベストな食事か、試している最中です。今は、植物性・動物性タンパク質の摂取、プロテイン、ビタミンB、C、D、E、ナイアシンアミド、鉄、ポリフェノールで試しています。これから、さらにブレインオクタンオイルを追加して、ケトン体質を目指します。

もしかしたら、こんなの迷信なのかもしれません。でも医療からこぼれおちた今、出来ることはやってみたい。もし、1ヶ月半、倒れなければ効果はあったと言えます。医療に見捨てられた病になっても、けっして諦めません。

人生はまだまだ続きます。同じようにお困りの方、また一ヶ月半後、このブログを覗いてみてください。結果をお伝えします。