テグレトールとフィコンパの意外な副作用
数ヶ月前より、脳の病気のために薬を飲み始めました。処方されているのは、カルバマゼピン錠(テグレトール)とフィコンパ。かなり低容量で思わぬ副作用に見舞われました。
医師が「これくらいの量は大丈夫」と思っても副作用が起きることあるんですね。容量を調整中の方、気をつけましょう。
以下詳細をお話します。
概要
【薬の処方履歴】
①5月中旬~(2W) カルバマゼピン錠100mg1錠 夜服用
②6月上旬~(1M)カルバマゼピン錠100mg1錠 フィコンパ2mg1錠 夜服用
③7月上旬~(1M) カルバマゼピン錠200mg1錠 フィコンパ2mg1錠 夜服用
④8月上旬~(1M) カルバマゼピン錠100mg1錠 朝服用 カルバマゼピン錠200mg1錠 夜服用
【現れた副作用】
②服用後30分で、平衡感覚消失 世界がぐるぐるする
③服用後30分で、平衡感覚消失
④手が動かなくなる
【薬の副作用】
カルバマゼピン錠・・・眠気、息切れ、空咳、息苦しい、顔面蒼白、発疹、顔面のむくみ、発熱、目の充血、喉の痛み、皮膚の水疱、紅斑、口内炎、脈が遅くなる、動悸、胸が痛い・苦しい、からだがだるい、むくみ、青あざができやすい、出血しやすい、意識障害、尿量の増加、筋肉が硬くなる、手が震える
フィコンパ・・・易刺激性・攻撃性上がる、めまい、ふらつき、運動失調、平衡障害、転倒、眠気、傾眠、頭痛、吐き気、嘔吐、発疹
気をつけること
フィコンパを服用すると世界がぐるぐるまわるので、一旦止め、カルバマゼピン錠1本に絞ることにしました。すでに飲んでいる薬だし、副作用でなかったから大丈夫だよね、と先生も私も安心していたのです。
ところが、④に切り替えて15時間後、文字が書きづらくなってきました。気のせいかと思ったら、時間を追うごとにどんどん手が動かなくなる。
薬を抜いただけなのになぜ?固まりつつある手で必死に調べると、
フィコンパはカルバマゼピン錠と飲み合わせると、薬の血中濃度が低下するということが分かりました。
フィコンパを抜くことにより④でカルバマゼピン錠の血中濃度が、副作用レベルまで上がってしまったんですね。
説明がなかったので(電話しても薬剤師は答えられなかった)、「薬を減らして副作用ってどういうこと?」とひどく混乱しました。
手が動かないため、食べられない、歯を磨けない、トイレにいけない、風呂には入れない。とにかく不便のオンパレード。ただし血中濃度が下がればいつも通りなので、夜の服用を止めたら、翌朝には元に戻りました。
飲み合わせも大事だけど、飲み差し引きも大事ですね。薬の処方を変えるときは、注意を払っていきたいです。