女性の薄毛と白髪の治し方その2
前回、洗髪に無害な水を手に入れる方法をお話ししました。
続いて髪の洗い方をお伝えします。
洗髪の手順は
ブラッシング→予洗い→シャンプー→マッサージ→すすぎ→リンス→タオルドライ→乾かしです。
ブラッシング
髪を洗う前に髪の絡まりを取っておきます。使うブラシは、動物の毛のちょい硬めがおすすめです。
私が使っているのは、豚毛のブラシ。この写真とは柄の部分がやや違うタイプを使っています。
江戸屋さんで取り扱いのある「ヘアーブラシ 6行植え S型 特級黒豚毛」です。
大きさも丁度良く、適度にしなりがあって梳かすときもちいいです。
予洗い→シャンプー
浴槽に浸かり、しっかりと身体を温めてから、無害化したお湯を頭の上からたっぷりと浴びます。1分半~2分くらいまんべんなく髪を濡らします。
お湯だけでも、汚れの半分ほどは落ちます。髪を手で揺らしながらしっかりと流していきます。
続いてシャンプーです。
ここで使うのは市販のシャンプーではなく、「固形石鹸」です。
女性は皮脂分泌量が少ないので、牛乳石鹸のようなさっぱりと洗える石鹸だと髪がパサパサします。少し油分を含んだオリーブ石鹸がおすすめです。オリーブオイルの独特の匂いが苦手な方は、小豆島のオリーブ石鹸をおすすめします。
さっぱりして使いやすいです。一つ500円なのもありがたい。
これを左手と右手に一つずつ持って、計2つを使います。
なぜ2つか、というと、圧倒的な速さで泡立つからです。1つでもいいんですけど、勢いに欠けます。
せっかく2つ使うなら、片側は別のにしたい!という人には、塩石鹸がおすすめ。抗菌作用があって肌がつるつるになるので頭皮がぐぃーんと健康になります。
塩石鹸は、こちらがリーズナブルです。
シャンプー→マッサージ
軟水器を通した水で石鹸を泡立てると、泡っ泡になります。その状態で頭をマッサージすると髪どうしがこすれません。泡立ちが足りないときは、いちどすすいでからもう一度石鹸をつけて泡立ててください。。
マッサージは美容研究家の樋口先生の動画が参考になります。見てるとクセになるキャラクターで、とてもチャーミングな方です。
頭皮マッサージでたるみ徹底改善! - YouTube
手を使うのはダルい、という方はパナソニックの頭皮エステがおすすめです。
こちらも最新のものにこだわらないというのであれば、ヤフオクで型落ち品ないしは中古品を選びましょう。私は中古品を1100円で買いました。ブラシはさすがに買い直しましたけどね。
これを4分うぃーんうぃーんと頭皮に当ててマッサージすると1週間ほどで頭皮が柔らかくなります。
すすぎ→リンス
マッサージが終わると泡はほとんど消えてますが、3分ほど念入りにすすぎます。石鹸がのこっていると肌荒れの原因になるので、しつこくすすいでください。
耳まわり、額と髪の際、襟足はとくにすすぎのこしの多い場所です。これでもか!!というくらいすすいでちょうどいいんです。
終わったら洗面器に軟水を2/3入れて、そこへ「米酢」もしくは「黒酢」を大さじ1くらいいれます。お酢の匂いが苦手な方は、クエン酸でもいいです。
私も最初は匂いを気にしてクエン酸を使っていました。ただときおりキシミを感じましたし、髪がぱさっという感じで、何かが欠けてる感じがしました。それがお酢に変えて一気に解消したので、一回はお酢を使ってみることをおすすめします。
さて、洗面器に頭を突っこんで、お酢水を髪全体に行き渡らせます。そこで髪を絞って一度頭を起こして軽くマッサージします。そのあと、頭を下にして残りのお酢水を首筋からゆっくりと全体にかけていきます。
終わりましたら、シャワーでさーっと流して、リンス終了です。
タオルドライ→乾かし
浴室から出たら、髪をバスタオルで覆って、外からぎゅーっと抑えつけて水を吸わせます。かるくタオルドライしたあと、時間を空けずにドライヤーに移ります。
乾かすのは髪の毛の量が多い後頭部から。最大風量の中温で指を入れながらなるべく早く乾かします。後頭部が半分ほど乾いたら、サイドや前髪を乾かします。
この時点でさらさらなのが触ってわかります。
8割ほど乾かしたら、温度を中温から低温に切り替えます。こうすると開いたキューティクルが引き締まります。さらさら度はさらにアップ。
この写真くらいの艶がでます。
トータル時間とコストは?
スボラといえども、手間はかかります。でも髪の毛で右往左往することを考えたら、これくらいの手間ですむなら、と思います。
かかる時間は、お風呂に入るところから髪の毛を乾かすまでは45分くらい。コストは、20000円~。ヤフオクや中古品市場を上手く使いながら、コストをなるべく押さえましょう。
よごれをしっかり落とす、頭皮の血行をよくする、キューティクルをひきしめる。これだけで女性の髪は生き返ります。40代で襲われたなぞのかゆみやベタつきともオサラバできました。
高級サロンの門を叩く前に、髪の洗い方を見直してみてはいかがでしょうか。