komanyunの日常

とりとめもないことを綴った雑記

胃が痛い。バリウム、胃カメラどっちにする?

今月初頭から胃が痛いです。

起き抜けから胃がムカムカ、食事をすると胃が重い。これはなにか問題があるのかもしれません。そんなとき、みなさんはどうされますか?

バリウムという選択肢

健康診断では、バリウムという造影剤を飲んで胃を膨らませ、X線を連続的に照射して胃の内部を観察する方法がメジャーです。
バリウムはX線を通さないので、造影剤の流れ方から、食道や胃の動きが確認できます。

バリウムというと「まずい」ことで有名ですが、ヨーグルト味やバナナ味など飲みやすさが工夫されているため、そこまでひどくはないようです。

ですが他にも問題があって、それは体外に排出する大変さです。渡された下剤を飲んでも一気に排出できるわけでなはいので、一日中ぴーぴーになります。
まれにバリウムをうまく出せず、体内で固まり消化器に穴を開ける死亡事故が発生しているようです。私のように消化能力の弱い人は気をつけなければなりません。

このように多少なりともリスクのある検査方法で、さらに早期がんを発見できないという問題点もあります。あくまでも造影して形を見るので、凹凸の発生しない早期のがんは見つけらないのだそう。

じゃあなんで今でもこの方法が使われてんねん! と思うでしょう。
理由は既得権益の保護です。胃部レントゲン検査では、レントゲン技師、検診業者、バリウム製造会社、フィルムメーカーなどが収益を上げており、これらの利益を一気に奪い取ることはできないのです。
業者の利益は個人の早期がん発見の利益より優先されるみたいです。

事情をよく知る内科、消化器科の医師は、人間ドックで胃部レントゲン検査を避けています。
ここまで聞くと、選択したくなくなりますね。

胃カメラという選択肢

では他になにがあるか、といえば胃の中を映像で見る胃カメラがあります。

胃カメラは直径10mm前後ですが、鼻から通すタイプは5-6mmです。
オリンパス、富士フイルム、ペンタックスから販売されています。

胃カメラの利点は迅速に対応できることです。カメラ先端の鉗子で細胞を採取し、悪性か良性か即座に判断するので、ガン発見までの時間が短いです。
ただしこちらも死亡事故はあります。とはいっても胃カメラで見るだけなら限りなくゼロに近いです。

手軽さでいうと、液体を飲む胃部レントゲンに比べて、カメラを飲むわけですから、大変そうな気がします。とくに経口の場合、異物が侵入してきたと感知して喉が吐き出そうとするため、オェオェ感がすごい。
でも、安心してください。こうならないために、麻酔をつかってぼーっとしたまま検査する方法も選べます。麻酔が切れるまで付き添ってくれる人がついてきてくれれば受けられます。

この方法はカメラを引き抜いたら終わりなので、胃部レントゲンのように一日中なにか、ということはありません。

私は迷わずこちらを選択。なんといっても、検査後の後腐れがないのがいいです。

胃カメラはオプションもつけられる!

胃がんの原因とされている、ヘリコバクターピロリ菌。胃粘膜がこの菌に感染していると胃が炎症を起こしやすく、胃がん発生のもとになる、といわれています。

ピロリ菌に感染しているか判別する方法は①胃の組織を調べる②呼気を調べる③血液を調べる④便を調べる、の4通りです。
今回の検査で「ピロリ菌の検査を希望しますか?」に○をつけたので、処置中に組織片を採取したのではないかと思います。

胃カメラの検査費用は?

病院にお支払いしたのは7150円(負担割合30%)でした。
保険点数でいうと、初診・再診 282点 検査2100点です。

以前検査を受けた時は5000円だったので、プラス分はピロリ菌検査代でしょう。

会社の上司が、「知り合いが胃が痛いといって病院に行ったら、胃がんのステージ3だった。本人はそこまでだと思ってなかったらしく大変なショックを受けていた。胃に異常を感じたら、すぐに診てもらった方がいい」と言っていました。
その言葉を思い出し、検査を受けることにしました。

その結果なんといっても、「異常なし」と言われてたのが大きいです。
カメラを飲み込んだときに傷ついた喉はまだ痛いですが、懸念が一つ消えたというのは、本当にありがたいことです。

胃カメラは思ったよりも苦痛が少ないですので、異常を感じたら必ず診てもらってくださいね。