komanyunの日常

とりとめもないことを綴った雑記

引きこもりが起こした事件から考える

最近、近所で火事があった。
木造2F建ての2Fから出火。屋根から火柱が上がって、怖かったです。
てっきり火の不始末かと思ったら、なんと放火。
それも子供が自分の部屋に火を放ったらしい。

 よくよく聞くと、その子供さん、引きこもりだったって。

おそらくやりきれなさ、怒りをぶつける所が無くて、混乱して火をつけてしまった
のだろう。
もちろん犯罪なので、許されることではない。

ただ、ここまで思い詰める前に、誰かの手を借りられなかったのかと思う。

近頃は地方都市でも、引きこもりが問題になっているので、勉強会や支援の会
がある。
ひきこもりは、ともすると家族だけの問題となってしまい、糸口が掴めないまま
時を過ごすことになる。
外部の力を借りて、どこに歪みの根源があるのかを探せば、家族だけで悩むより
早期に解決できるかもしれないし、なによりも心配している親の混乱を軽減する
ことができる。

子供にとっては、親から浴びせられる「いい加減に自分のことをしろ」だとか
「学校にいかないでどうするの?」といった言葉の攻撃が一番辛い。
親は、親が描く道から外れた子を理解するだけの思考の柔軟性が
欠如しているため、ついつい子を責めたくなってしまう。
親は分からないという混乱の渦中にいる。
だからまず親の混乱の軽減を優先して、その先の子への攻撃を減らしたいところだ。

一家で、間違えた方向に行っている。
まずは、社会性を保っている親から、外部の見識を利用して、家族を新たな
方向へ導く方法を模索してみては如何。

なにはともあれ、こんな身近な所で引きこもりが怒りを爆発させることがある
と知った今、問題を先延ばしになどできない切迫した状況であることを肌で感じます。