komanyunの日常

とりとめもないことを綴った雑記

マッチ売りの少女

小さい頃読んだマッチ売りの少女。家族に恵まれず、一人寂しく寒い屋外で
マッチを売る。ふとある家の中をのぞき込むと温かい光にあふれ、家族と団らんする
子供の姿が。
この話を知っているからか、クリスマス前の家の灯りに温かい家族を想像してしまう。

クリスマスイルミネーションを5年前に買った。お金持ちの一軒家所有者がこぞって

イルミネーションを始めた時期だ。
私はお金がないので、家など持てないが、せめてイルミネーションでもと思い、
東急ハンズでスヌーピーのライトを買った。

そしてクリスマス前に飾る。
私の家も外から見るときっと幸せな明かりの灯った家庭。
そして中身は心の通じない相手への葛藤と絶望と諦めの世界。

あれ?マッチ売りの少女の話と違うんですけど。
ライトはお金と手間を掛ける気持ちがあれば、飾れる。
だけど、温かい家族は努力だけでは手に入れられない。
どうして、心の通じる人と一緒にいたいというささやかな願いが叶わないのだろう。
人生ってそういうものなのかな。
なんだか哀しい。