komanyunの日常

とりとめもないことを綴った雑記

ポストイットという発想

先ほど、図書館に本を返却するために貼っていたポストイットをはがしていた。
・・・っと、「あっ。これ(ポストイット)考えた人めちゃ賢い!」などと今頃感心した。

世の中には「貼る」ことをメインとした製品はたくさんある。
けど3Mがポストイットを開発した当初、「はがす」ことに着目した製品はなかった。
この視線転換に脱帽!

いまでこそ商品のさまざまな使われ方をすることが想定するのは当たり前に
なったが、昔はメインの使われ方以外はなかなか想像していなかった。
つまり、多角的視点が抜け落ちていたのだ。

たかがポストイットだけど、いろいろ考えさせられるなあ。
こういうのって人間の考え方にも応用できないけ?

人は自分の存在を周りに認めてほしい。だからたくさん「話そう」とする。
スピーカーは、人の視線を集めやすい。たくさん話す人は存在感があると
勘違いしている。
だけど、振り返ってみたら、うるさいスピーカー(==貼る)は実は存在感が薄くて、
たまにこれは!という合いの手をだせるリスナー(==はがす)の方が、存在感を
感じられたなんてことがある。
みんなが「話すこと」こそ自分の存在をアピールできると考えているのに、実は
「聴く」ことが一番のアピールという真逆の結果になっている。

人と逆をやれば、儲かるなんて話もあるから、一度自分の価値観を疑って
別の側面からアプローチしてみようかな。
しばらくポストイット的考えにはまりそう。