読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

komanyunの日常

とりとめもないことを綴った雑記

2年越しで遂に壁面いっぱいのスタッキングシェルフ完成!

無印良品の人気商品、スタッキングシェルフをご存じですか。
www.muji.net

段数のバリエーションがたくさんあって、自由に積み重ね(スタック)できるオープンシェルフです。
奥行きが28.5cmとミニマルで、背板がなくヌケ感抜群のため圧迫感もなく使い勝手がいい。もちろんA4サイズのファイルもしっかりと入ります。

今ではスタッキングシェルフ専用のパーツもたくさん用意されています。
www.muji.net
www.muji.net
www.muji.net

でも実は落とし穴があったのです。
それは…

いきなり訪れたピンチ

うちで購入したのはこちらを3セット。計9列分です。
www.muji.net

壁面いっぱいに取り付けたかったので幅が3600とかなりデカい。

「組立代金1万円」と聞いていたのもあって、自分たちで組み立てることにしました。
ところが配送屋さんがもってきたダンボールを設置場所まで運び、二人で組み立てようとしたところ、3列目くらいで「あれっ?」となりました。

骨組みであるスチールパイプが空回りしてかみあわないのです。
そこからネットであれこれ調べて、一度はまったスチールパイプにナットを噛まして締め上げ、側面板が変形するのを待つ、という方法を選択してやってみましたが、変わらず。

購入した店舗に連絡すると、たまたま店舗とうちが数キロしか離れていないこともあって、見に来てくれる、ということになりました。

まさかのプロも組立られず

来られたのは副店長さん。電話してからものの数時間で来て下さいました。
状況を説明した後、一度バラして組み立てると、やはり組み立たず。不良品の可能性ありと判断されて後日新品交換と組立業者手配を約束してその場を去っていきました。

それから一週間。今度はスタッキングシェルフをかなりの数組み立てたことのあるベテランと副店長さんがお見えになり、新品で再度組立開始。
f:id:idea-for-life:20170426195302j:plain
f:id:idea-for-life:20170426195604j:plain

3段目までは垂直に組んでから、よっこらしょと起こして
f:id:idea-for-life:20170426195829j:plain

水平にパイプを挿していきます。
f:id:idea-for-life:20170426195938j:plain

途中までは好調だったのですが、5段目以降、またパイプの空回りが始まりました。

そこからパイプや板の順番を変えてみたり、締める度合いをかえてみるもどうにもならず。

無印お客様センターにヘルプを求めた!

どうにもならん!ということで、副店長さんがお客様センターにヘルプを求めると

「パイプの長さが足りなくなることもあるので、ゆるめに締めてください」とアドバイス。
副店長さんはご存じだったので既に実践していたものの、「そうかな~」と一同。

もう一度最初からやり直し、ゆるく締めることを心がけることにしました。

緩く噛み合わせればなんとか組み上がる

この時点で私の心は ”えっ?!棚って強度必要なんじゃない? 緩くしめたら地震なんかで揺さぶられたら崩れるんじゃないか…”と後悔の念が押し寄せてきました。
でも、いまさら「辞めます」とも言えず、パイプのねじ山がほんの一山か二山噛むくらいの緩~~い結合で1段目から組み直し。

こんどは8段目まで組めました。でも、そこからまたパイプが空回りしてにっちもさっちもいかず。
副店長さんが店舗に電話して、急遽店長さんまで来ることに。

それから店長さんが悪戦苦闘すること数十分、なんとかパイプが噛み合い
f:id:idea-for-life:20170426200836j:plain

完成しました。
それを4人かかりで持ち上げて
f:id:idea-for-life:20170426200927j:plain

完成!
f:id:idea-for-life:20170426200952j:plain

めでたしめでたし、のハズだったんです。が、

強度が気になる

使い始めると、棚板の間の隙間が気になる。棚を持つとグラグラする。
いつか棚板がゴソッと落ちるんじゃないか? という恐怖が襲ってきました。

ちなみにこちらは寝室なので、寝てる間に棚が崩れ落ちてきたら、無傷では済ませられません。

でもこれがプロが組み立てた最上級の状態だし、と自分に言い聞かせ、”大きな地震来ませんよーに”とお祈りしました。

耐荷重は全体で90Kg、棚板一枚につき20Kgとありますが、あの組立方法を目の当たりにしたら棚一枚に5Kgだって乗せられません。
文庫本とか、軽い雑貨だけを乗せて、重いものは別のところに仕舞うことに。

東日本大震災のぶり返しが増えた昨今、強度が気になり始めた

ここは東日本大震災の被災地です。なので、余震がバリバリきます。

震度5とかたまに来るので、棚のことが気になってしょうがありません。
たまたま震度4~5が続いたある日、「やっぱりもう一度無印良品に連絡しよう」と決心したのでした。

最初の組立から約2年後のことです。

お客様センターと本社に連絡

まずは王道のお客様センターに連絡。事情を説明すると、「こうすればいいんじゃないですか」的模範解答がやってきました。付いた担当は気の利かない人だったようです。言い方も失礼でした。

でもここで引き下がるわけには行かない。粘り強く交渉です。
それとスタッキングシェルフを企画開発した人にも写真を添えてお手紙を出しました。客にもっとも近いところと、もっとも遠いところの二段ばさみで事態の打開を図ろうとしたのです。

しばらくすると納品した店舗の店長(2年前の店長とは別の方)さんから連絡が来ました。状況を確認したいと。

うちとしては当然welcomeです。是非是非見に来て下さい、とお願いしました。

外側からは分からない

店長がいらっしゃる当日、中身の構造を確認するため小さめの段数のスタッキングシェルフを用意して下さい、とお願いしました。

予定通りそれを持ち込んで検証を行った結果、9列目の端面のボルトがしっかり締まっていれば、崩れ落ちることはなさそう。と結論づけられました。
現物は見たところ問題なさそう。棚のぐらつきは個体差だから店舗の商品の中にもある、ということで、うちの棚がどう、という確証は得られませんでした。

だからといって問題は解決したわけではないので、店舗に持ち帰って再考していただくことに。

店長さんが頑張ってくれた!

もやもやっとした状態で終了した日から数日後、店長さんから一報が入りました。
「店舗で同じ9列を組み立ててみます。それで組み上がるようであれば、それをお客様のところに持ち込んで、交換します」と。

おぉ~、ナイスアイデア。
そもそも私は緩くしか組み立てられないのは、設計の問題だと思っていたから。もし店舗でも組み立て不可だった場合、「何段でも増やせます」という謳い文句は実情に沿っておらず、増やせる段に制限があると分かるからです。

店長が商品を発注して1週間後、店の一部を片付けて5段×9列の組み立てが始まりました。
周りのお客様は、何事かと興味津々。汗だくになった店長が組み立ての手を休めて説明すると、「おぉ、それいいな、買おう」とご注文いただいたそうです。
店員数人と格闘すること2時間。無事、しっかりとスチールパイプ通しが噛み合った強度のあるシェルフが組み上がりました。

コツをお聞きすると、組み立てのときに棚を置く方向がミソなのだとか。

うちのスタッキングシェルフが組み立った!!

店長さんからの申し出は新品交換だったのですが、すでにうちのやつは倒壊防止用のL字金具を取り付けており、再利用したかったので、組み直しだけをお願いしました。

まずは元の棚をバラすところから
ゆっくりと手前に引き出すと、菱形にひしゃげてる!!

その場に居た全員が「ヤバい、崩れる」と思ったハズ。

5人がかりで棚を持ちながら、ゆーっくり90度に倒していきます。
f:id:idea-for-life:20170427125731j:plain

この時点で「怖ぇ~、バラバラになるんじゃ?」という不安が。
でもなんとか無事着地しました。
f:id:idea-for-life:20170427125855j:plain

そこから縦の長い棚を外していくと、棚を外しただけでパイプはねじってないのに、スコッとパイプが外れていくんですね。
全くパイプ同士が噛み合っていなかったことが分かります。

そうやって全部をバラしたあと、垂直にして組み立て開始。4段目までは以前と同じように組み立てます。
f:id:idea-for-life:20170427130050j:plain

そうして前は斜めに起こしたのを辞めて
f:id:idea-for-life:20170427134930j:plain

水平に倒して
f:id:idea-for-life:20170427125855j:plain

パイプを継ぎ足していきます。
f:id:idea-for-life:20170427130251j:plain

6列目までは順調。コツとしては、上のパイプと下のパイプを同じように締めていく。片側だけを締めすぎると側面板が斜めに傾いて、もう一つのパイプとパイプの距離が空いてしまい空回りするからです。

6列目で、ニッチもサッチもいかなくなり、既設のパーツが地震や自重で歪んでる可能性を考えて、側板一枚とパイプ全部を新品に交換。
そうしてやっと組み立った後、7列目も苦戦。端っこのパイプが空回りしやすかったので、まず端4点のパイプを固定してから
f:id:idea-for-life:20170427131254j:plain

内側を留めるという順番にしました。それでもダメで、六角レンチや小型のカッターで穴を少し大きくしながら、7列目をクリア。
8、9と順調にいって、無事完成しました。

パイプは緩めなくてもシェルフは作れる。ただし

最初に組み立てたときに問題だったのは、パイプの重みによる傾きが大きく、パイプが寸足らずになったことです。
f:id:idea-for-life:20170427132418j:plain

縦にして組み立てるとどうしてもそうならざるを得ません。

なので今回は横に寝かせて組み立てました。
f:id:idea-for-life:20170427134109j:plain
これなら頑張れば列が多くても組み立てられます。
代わりに組み立てスペースは、スタッキングシェルフの面積分+人が作業する分入ります。

この部屋は10畳ちょっとなので、5段×9列はそれだけスペースを空けないといけない、ということですね。
組み立てれば、壁から28.5cmしか出っ張らない省スペースのこの商品。出来上がったときだけを想像してると痛い目にあります。

無印の底力を見た

これで地震による崩壊を恐れる生活から解放です。

最初に組み上がらなかったのは、商品に対する情報共有が社内でしっかりできていなかったからですね。緩く組むとかは見当違いのアドバイスです。
でも店長さんは一度暗礁に乗り上げた問題を放置することなく、出来る事を一生懸命考えてくれました。

本当に出来た店長さんだと思います。
それに今回と前回の作業員さんの工賃5人分×1万円+2回分の配送代+新品交換分を負担してくれた無印にも感謝です。

ここまでの問題を途絶えることなく解決まで導いてくれました。
最初は15万円の買い物に後悔しきりでしたが、最後は笑顔で終われて双方に良かったと思います。

お客様の話に耳を傾けようという無印のたゆまざる努力を垣間見た気がしました。