komanyunの日常

とりとめもないことを綴った雑記

「諦め」が蔓延しすぎ

ぼーっとテレビを見ていたら、佐野元春さんが司会をやっている音楽番組
があった。ゲストはミスターチルドレンの桜井和寿さん。

桜井さんに定型的な質問をするコーナーで、「嫌いな言葉は?」

という問いに「『難しい』ですね。」と答えていた。「理由は?」
「諦めている感じがするからです。」

ほほぉー。確かに「難しいです」と答える真意は「無理です」とか「分かりません」
という意味が多い。

私の周りに「仕方ない」を連発する人がいる。そんなに仕方ないなら「死んでください」
と強制されたら「仕方ない」と死ぬんだろうか?
仕方ないと言い放った瞬間に思考は停止する。それは考えても無駄と自分の言葉で
納得してしまうから。
諦めた先になにがあるというのだろう?

考え尽くして、何もしないことがbestという結論に至ったときに、仕方ないと執着を
手放すならまだしも、現代は安直に「仕方ない」と諦めすぎではなかろうか?
脳みそあるんけ?と言いたくなる人がたーくさんいる。

また、「規則ですから」と返答する人も同じ。法律だって改正される。
だったら、今ある規則が正しいのか?なぜその規則は作られたのか?ちゃんと
考えないまま、「規則ですから」と答えるのは自ら脳みそ道端に落としましたと
宣伝しているようなもの。もうちょっと考えようよーといいたい。

輝いている人は、諦めないで可能性を探り出した人。桜井さんもそんな人の中の
一人。活躍している人をいいなーいいなーと指をくわえているくらいなら、
せめて諦めの姿勢を脱したらいいと思う。

桜井さんの発言で、世の中でどれだけ諦めムードが漂っているか再考することが
できた。